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今日のHeat Spot!2012年10月31日

Geniusな日々をご紹介

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決まってシフトペダルにガタが出ている機種が在る。ボルトにレンチを当ててみるとどれも緩んでいない。
そのまま締め込んでみるとかなりのトルクで締まっている事が判る。
更に締めてみますか、。



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スプライン部を絞める為には切欠きの上下間を近づければ良い。そこでボルトを締めるのですが、
締めるに従いネジ頭部の座面に傾斜が付き局部的にフリクションが大きくなって掛けた力ほど引張力が発生していないのです。加えてネジの嵌合部より上に曲げ応力が掛かり度が過ぎると断裂します。(度々修理依頼在り)

現在の一般論では締付トルクは座面とねじ部の摩擦に90%食われ、軸力(引き合せる力)には10%程しか寄与しないそうです。トルクレンチも百戦錬磨の手の感覚でも摩擦を含めて計っているという事。
過去の実験で「座面」の平滑性が高い、素材が硬い程同一トルクで軸力が高くなることが解りました。

今回のケースではネジ部と座面を潤滑する事でメーカー指定の締付トルク、7Nm(0.7m・kg)が使えます。(※注油指定は無し)
座面の平行が出ていて面粗度が高く、硬い素材ではどんな油脂を付けても大差は出ませんが、緩める時の起動トルクは確実に小さくなる為緩み等勘案して潤滑しない方が良いケースも在り、トルクレンチもサービスデータも作業者次第と言えます。




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ネジ一本。結論は本(もと)よりだけど、
至るまでの思考のプロセスが重要なのだよ、諸君。
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