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締まってるのに絞まって無い

Geniusな日々をご紹介

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046.jpg
決まってシフトペダルにガタが出ている機種が在る。ボルトにレンチを当ててみるとどれも緩んでいない。
そのまま締め込んでみるとかなりのトルクで締まっている事が判る。
更に締めてみますか、。



047.jpg
スプライン部を絞める為には切欠きの上下間を近づければ良い。そこでボルトを締めるのですが、
締めるに従いネジ頭部の座面に傾斜が付き局部的にフリクションが大きくなって掛けた力ほど引張力が発生していないのです。加えてネジの嵌合部より上に曲げ応力が掛かり度が過ぎると断裂します。(度々修理依頼在り)

現在の一般論では締付トルクは座面とねじ部の摩擦に90%食われ、軸力(引き合せる力)には10%程しか寄与しないそうです。トルクレンチも百戦錬磨の手の感覚でも摩擦を含めて計っているという事。
過去の実験で「座面」の平滑性が高い、素材が硬い程同一トルクで軸力が高くなることが解りました。

今回のケースではネジ部と座面を潤滑する事でメーカー指定の締付トルク、7Nm(0.7m・kg)が使えます。(※注油指定は無し)
座面の平行が出ていて面粗度が高く、硬い素材ではどんな油脂を付けても大差は出ませんが、緩める時の起動トルクは確実に小さくなる為緩み等勘案して潤滑しない方が良いケースも在り、トルクレンチもサービスデータも作業者次第と言えます。




1957_april_3_ottawa_pc_2[1]
ネジ一本。結論は本(もと)よりだけど、
至るまでの思考のプロセスが重要なのだよ、諸君。
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この記事へのコメント
手の感覚・・・
>dr.M

結構、手の感覚って大事なんです。
僕も仕事柄トルクレンチ使ったりしますが
規定トルクで締めてもダメなときって良くあるんです。
「あれ?なんで?イマイチ締まってないの」
↑の例ですと座面とのコンタクト
ウチの場合はバイスにワークを固定する時に
異物を挟んでいたりする時・・・
トルクレンチ使っていると判らないンです。
異物挟んでいることに・・・
で削ると飛ばしたり、動いて不良にしたり
でやっぱり普通のレンチ使ったりしちゃうンですよねぇ。
2012/11/02(金) 16:28 | URL | 赤い彗星 #-[ 編集]
Re,手の感覚
トルクレンチの機械的精度は8%位から高級品で2%位です。後は使用者や対象物の問題でレンチの精度はなかなか生かし切れていないのが現状。どのくらいの値を適用するかデータの問題も在ります。計測器や感触、経験、知識等フルに使ってやる以外無いですね。
2012/11/03(土) 21:08 | URL | ジーニアス #-[ 編集]
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