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ブレーキフルードの量について

Geniusな日々をご紹介

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「パッドを交換しようとした際に既にフルードが補充されていてピストンが戻らなかった。使用過程のブレーキパッドが組まれている車両のブレーキフルードを交換する際に何処まで入れるのか?」
先日、顧客よりブレーキフルードの量について質問が有りました。今日はその事について。



構造から考える。

マスターシリンダーはご存知の通り油圧の発生装置でフルードをリザーバータンクに蓄えています。制動によりパッドが磨耗した分だけフルードの液面も下がります。パッドを最後迄使い切る前にフルードが尽きてシリンダ内にエアを吸入すると制動力が著しく低下する為、新品のパッドをペラペラになるまで押し出すに充分な量をリザーブしてあるのです。




P1030960.jpg P1030962.jpg 

P1030961.jpg
リザーバータンクキャップの下はシールを兼ねたダイヤフラムが組まれており、変化する液面に追従してなるべく空間を作らない構造になってます。




P1030959.jpg
左から、キャップの外蓋、中蓋。
ダイヤフラム室が密閉されているとダイヤフラムが伸びる事が出来ないので外蓋の溝→中蓋の穴により大気開放になっており常に大気圧です。外蓋の溝が腐食で塞がっている事が多いので分解時は掃除しておきます。




P1030967.jpg
正しく作業されたもので有ればダイヤフラムがピッタリ追従して殆ど空間が有りません。これなら倒れたバイクを起こす際、レバーを握ってもエアを咬む事はまず無いでしょう。




P1030964.jpg
皆様既にお解かりかと思いますが、ダイヤフラムを開けた時はアッパーライン(ここまで入れてください線)迄入れなければならないのです。薄くなったパッドを交換する際にキャリパピストンが戻らなければ、キャリパーのエアブリードスクリューより適量フルードを抜いてパッド交換、キャリパー組付け後、タッチが出るまでレバーを数回握った後にフルードの液面をアッパーにします。(手間ですけどね。)ブレーキが過熱した際のフルードの膨張分はダイヤフラム室の空間で事足りるので引きずりやロックを生じる事は無い。量産の市販車はそういう風に出来ています。
社外ブレーキパーツをコンポーネントした際はその限りでは無いかも知れないですけどね。

※油圧クラッチの場合、使用の過程で液面は上昇します。「ここまで入れてください線」はブレーキよりずっと下に有る。決して入れすぎてはいけないよ。

※※フルードは年に1度は交換する事。バイクのブレーキシステムは露出していて対候性がとても低いのだ。替えない理由が見当たらないよ。

年始2本目、本日これまで。
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この記事へのコメント
ブレーキって・・・
本年も宜しくで~す。

ブレーキは要ですからね。
ちゃんとしたブレーキは安心。
1年に1回ですね。やばっ・・・

話は変わりますが別ページにあった
VOX-LIMITED カッコいいねぇ。
ああゆうセンス好きです。
あのくらい突き抜けてるとイイねぇ
2013/01/29(火) 21:16 | URL | 赤い彗星 #-[ 編集]
こちらこそ宜しくお願いします。
貴殿のはスイングアームのガタが気になる。

デビューの際、VOXのデザイナーさんにお会いした事有ります。かなり拘った車です。
2013/01/30(水) 14:46 | URL | ジーニアス #-[ 編集]
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